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「この夏の星を見る」あらすじ感想 著者:辻村深月 コロナで失ったものと得られたもの成長に胸が熱くなる

「この夏の星を見る」

この夏の星を見る

書籍情報

出版社:KADOKAWA

発売日:2023年6月30日

著者:辻村 深月(傲慢と善良,かがみの孤城

この夏の星を見る [ 辻村 深月 ]

価格:2,090円
(2023/7/4 09:44時点)
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「この夏の星を見る」あらすじ

『この夏の星を見る』は、辻村深月著の小説で、コロナ禍の中での青春を描いています。

物語は、茨城県立砂浦第三高校の亜紗・渋谷区立ひばり森中学の真宙・長崎県五島列島の旅館の娘の円華、

この3名がメインでストーリーが展開します。

亜紗は天文部の一員として活動しており、顧問の綿引先生の下で学んでいます。

しかし、コロナウイルスの影響で部活動が制限され、彼女が楽しみにしていた合宿も中止に。

真宙は新入生が27人しかおらず、唯一の男子であることにショックを受け「長引け、コロナ」と毎日念じています。

同級生の女の子に理科部に誘われたことから星に関わる事に。。。

円華は吹奏楽部に所属していますが、旅館に他県からの客が泊まっていることで親友との間に距離が生まれ、

やりきれない思いを抱えています。そんな時、クラスメイトに天文台に誘われる。

全く別々の場所・想いの仲間が星を通じて出会い、成長していく物語です。

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「この夏の星を見る」感想

コロナ禍という厳しい時代の中で奮闘する若者たちの姿を描いています。

主人公たちはそれぞれの背景を持っており、この状況をどう乗り越えていくかが物語の柱です。

それぞれの想いが絡み合い互いに励まし合いながら乗り越えていく、

この年齢になって若者の青春にここまで胸が熱くなるのか、と疑問を抱きました。

やはり「コロナ禍」という時期を私自身も経験していて、

失ったものが多いと感じていたこと、そしてこの作品で描かれているように、

得たものも多いと感じているからだと思います。

自分自身が感じた想いを重ねながら読んでしまう。物語の中に入り込んでしまう作品でした。

個人的には綿引先生の生徒達や仲間達への接し方や距離感が好きでした。

必ず共感できる想いや人物が居る作品だと思うので、是非読んでみてください。

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