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「眠れない夜にみる夢は」あらすじ感想 著者:深沢仁 夜がテーマの5つの短編集、登場人物のその後を妄想するのが楽しい

「眠れない夜にみる夢は」

眠れない夜にみる夢は
深沢仁

書籍情報

出版社:東京創元社

発売日:2023/6/30

著者:深沢 仁(この夏のこともどうせ忘れる渇き、海鳴り、僕の楽園

眠れない夜にみる夢は [ 深沢 仁 ]

価格:1,760円
(2023/7/7 15:56時点)
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「眠れない夜にみる夢は」あらすじ

長編ではなく、5つの短編ストーリーの作品です。

どれも夜をテーマに話を組まれています。

「なにも傷つけないように、おやすみ」

「明日世界は終わらない」

「不自由な大人たち」

「家族の事情」

「砂が落ちきる」

まったくありふれてはいないけれど、わたしたちの近くで起きていそうな煌めく物語。

この作品はさまざまな登場人物たちが織り成す、一言では言い表せないような繊細な人間関係を描いています。

また、困難に直面しながらも新しい人間関係を築いていく愛すべき人たちの物語が五編収録されています。

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「眠れない夜にみる夢は」感想

この作品は、一見すると普通の人々の日常を描いているように見えますが、

その中には深い人間関係の洞察と、人間の心情に対する鋭い洞察が散りばめられています。

特に印象的だった物語は、三人の登場人物が同じ日の夜に出会い、恋に落ちるという設定です。

それぞれが異なる相手に恋をし、その結果として一方通行の三角関係が生まれます。

歪なようでまっすぐな関係だと感じました。

「眠れない夜にみる夢は」は、人間関係の複雑さと美しさを描いた作品で、

読む人それぞれに異なる感想や思考を引き出す力があります。

深沢仁さんの物語の締め方も素晴らしかったです。

全体的に物語の後を想像したくなるような終わり方でした。

余韻に浸れる良い作品だと思いました。

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