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「ヨモツイクサ」あらすじ感想 著者:知念 実希人 ホラーでもあり、ミステリーでもあり、最後の伏線改修が見事

「ヨモツイクサ」

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書籍情報

出版社:双葉社

発売日:2023/5/17

著者:知念 実希人(硝子の塔の殺人仮面病棟

ヨモツイクサ [ 知念実希人 ]

価格:1,848円
(2023/6/23 23:19時点)
感想(2件)

「ヨモツイクサ」どんな本

「ヨモツイクサ」は、知念実希人さんによるバイオ・サバイバルホラーの作品です。

主人公は優れた外科医である茜(やたら体力があると周りから評価されています)。

彼女には7年前に一家全員が神隠しのように蒸発したという過去があります。

その家族が消えた場所は、不吉な森、黄泉の森の近くでした。

ある日、その禁忌の森でリゾート開発業者の作業員が殺害され、警察はヒグマの仕業と断定します。

しかし、茜は、知り合いの四之宮の協力により、

殺害された痕跡からヒグマではなく未知の生物の存在を疑い始めます。

家族を探すため、茜はヒグマの駆除隊と共に黄泉の森へと足を踏み入れます。

それが「ヨモツイクサ」の巣である可能性を知りつつ…。

医学や生物学の視点から謎を解き明かすミステリー要素と、

バイオハザード的なサバイバルホラー要素が絡み合い、読者を最初から最後までハラハラさせます。

知念さんの作品らしく、伏線が次々と明かされ、最後には衝撃的なラストが待ち受けています​。

感想

単なるホラーかな、と思って手に取りましたが、そんなことはなく、

医学と生物学の視点から進行するミステリーとサバイバルホラーが見事に絡み合い、とても面白かったです。

舞台が北海道ということで、風景や伝統など、しっかり織り込まれており、

すばらしい描写だったと感じます。知念先生はさすがですね!

医学的な視点からの謎解きがとても楽しかったです。

知念先生が医師ということで、しっかりとした説明が物語の納得度を向上させています。

そして、大注目なのは最後の結末です。

しっかりと伏線回収がされており、納得のラストだったと感じます。

是非ご自分で体感してみてください!

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