広島のグルメや遊び場、感じたままに伝えます

「しろがねの葉」あらすじ感想 著者:千早茜 生きる力を感じさせる作品

『しろがねの葉』

しろがねの葉

書籍情報

出版社:新潮社

発売日:2022/9/29

著者:千早 茜

しろがねの葉 [ 千早 茜 ]

価格:1,870円
(2023/6/20 17:28時点)
感想(9件)

「しろがねの葉」どんな本

2022年に出版された時代小説で、2023年の直木賞受賞作品です。

物語の舞台となるのは、戦国末期の石見銀山。

この銀山は、現在は世界遺産となっている場所で、

当時の最盛期には、世界のおよそ三分の一の銀が採れたと言われているほど。

物語の主人公は、ウメという少女です。

ウメは家族と一緒に逃げていたが、一人だけ生き延びて石見銀山にたどり着きます。

そこで喜兵衛という山師に拾われて鉱山で働くことになります。

ウメが銀山で働きながら成長し、自分自身を見つめ直す過程を描いた作品。

ウメの様々な別れを描きながら、負けずに立ち向かう姿が印象的。

↑Amazonで購入はこちら↑

感想

ウメが何を選択し、どう行動するか、が物語の最大の見所だと思います。

ウメが選んだ道は、強さと勇気を象徴しており、

「人」」の生きる力や根源のようなものを描いていると感じました。

千早茜さんの表現力は素晴らしかったです。

一人ひとりの描写が生き生きとしており、登場人物たちの心情を巧みに表現していました。

何があっても生き抜く強さや決断力は、私自身も見習うべきだと感じました。

自分が置かれている環境含め、

自分自身を見つめ直す機会になるかもしれない、そんな作品でした。

是非読んでみてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


PAGE TOP