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『ラブカは静かに弓を持つ』あらすじ感想 著者:安壇 美緒 音楽・人を通じて成長する青年の心に惹かれる

『ラブカは静かに弓を持つ』

ラブカは静かに弓を持つ

書籍情報

出版社→集英社

発売日→2022/5/2

著者→安壇 美緒(金木犀とメテオラ、天龍院亜希子の日記 等)

ラブカは静かに弓を持つ [ 安壇 美緒 ]

価格:1,760円
(2023/6/20 17:36時点)
感想(1件)

『ラブカは静かに弓を持つ』どんな本

本屋大賞2位となったらしく、読んでみました。

主人公の橘樹(たちばないつき)は音楽の著作権を管理する会社で働いている。

上司に呼び出されて、音楽教室での楽曲使用について訴えられており、

音楽教室の生徒として潜入して実態を調べるように指示を受ける。2年間もの間。

過去チェロを弾いていた経験がある為、抜てきされた。

橘は過去の辛い経験により、悪夢からの不眠症に悩まされている。

そんな中、教室で出会ったチェロ講師の浅葉桜太郎(あさばおうたろう)や

教室の仲間の皆の影響で、橘の心に変化が起こっていく。

法廷はどうなるのか?スパイとして動く葛藤と青年が成長していく物語。

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感想

そこまでアッと驚く仕掛けがあるわけではないです。

ある程度、そうだろうな、と先読みできた部分もありました。

この話の根幹は師と呼べる人との絆、仲間と呼べる人との絆。

過去と人は変えられないとよく言いますが、

自分が変わろうときっかけを与えてくれるのは結局周りの大切な人。

当たり前のことですが、そのことを強く感じた作品でした。

さすが本屋大賞2位ですね。

特に、橘と浅葉の関係はとても素敵で、読み終わった後も余韻が残りました。

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