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『店長がバカすぎて』著者:早見和真 アナグラムが謎を解くカギ、主人公と店長のやりとりがたまらない本が大好きな人たちの物語

『店長がバカすぎて』

新作の『新・店長がバカすぎて』も発売されています。

感想も書いているので、そちらもご確認ください。

今回は『店長がバカすぎて』です。
店長がバカすぎて

書籍情報

出版社:角川春樹事務所

発売日:2019/7/13

著者:早見和真(「新店長がバカすぎて」「ぼくたちの家族」等)

店長がバカすぎて [ 早見和真 ]

価格:1,650円
(2023/6/20 18:11時点)
感想(13件)

「店長がバカすぎて」はどんな本

武蔵野書店吉祥寺本店の契約社員である谷原京子が主人公。

本が大好きで、様々なことがある本屋さんで、辛い事があっても負けずに働いている。

題名通り、店長がバカすぎることに悩みながら仕事をするのですが、

最終的には店長はするどいのかバカなのかわからない展開になります。

書店店員の苦労や悩みだけでなく、本が好きという感情、

そしてそれだけでは終わらないミステリー要素もこの物語の肝になっています。

それを解くヒントはモノグラムなのですが、ネタバレになるので、触れません。

感想

主人公がちょっと穿った捉え方をすることもありますが、

基本的には店長があり得ないので、全体的にクスっと笑える内容でした。

書店店員として店長とどうにかしていくのかと思いきや、

話は謎を解くような展開になるので、なかなか上手い展開だと感じました。

叙述トリックも上手く働いて、なかなかその結末を予想できなかったです。

仕事の向き合い方や本について丁寧に描かれていましたし、物語自体も面白い作品でした。

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