2023年8月16日
『月と散文』
又吉直樹さんの過去や現在を又吉さんの感性で綴ったエッセイ集です。
大枠は2章のような構図ですが、
全部で66話あり、様々な出来事を尖った角度から突いてきます。
コロナ禍の最中での出来事も多く、
生活の変化があっても変わらない部分と変わった部分をうまく表現している作品。
どちらかというとネタが多めなので、その辺りは理解しておく必要はあります。
表現の仕方や捉え方が又吉さんらしくてスイスイ読めました。
自分には無い感性を持っている方なので、
そういった意味でも良い刺激になりました。
その中でも「わかる!」という部分も上手く表現されていて、
さすがだなと感じました。
とにかく自由に書いているというのが伝わってくる作品なので、
ストレスなく読み進めることができました。