2023年8月16日
雨穴さん著の「変な絵」
「変な家」も読みましたが、唐突にミステリーが始まる感覚は同じです。
謎が謎を呼ぶ恐怖や展開は前作と今作に共通する特徴!
絵の謎を解くことができるか。
私も考えながら読みましたが、あ!そっちか!ってなりました!
「変な家」の感想も書いているので気になる方は見てみてください。
4つの章からなるミステリー小説
七篠れんというペンネームのブログの謎からスタートします。
ブログの中に出てくる6枚の絵から謎を解いていき、
登場人物の視点で物語が進みます。
変な家はどちらかというと会話形式が多かった印象ですが、
変な絵も同じような構図で進みます。
都度、この人の視点だよっていう表題を入れてくれるので、
視点の切り替えを自分の中でしながら読み進める必要があります。
全体的に読みやすく、じっくり読むというよりは、一気読みに適した本。
数時間かけて一気読みしました。
視点をなる登場人物がコロコロ変化するので、
少し読みにくい部分もありましたが、
会話形式が多い事もあり、すぐに読めました。
絵の謎について詳しくは触れませんが、
家族愛について考えさせられる内容でした。
おそらく、感じ方はそれぞれだと思います。
感情移入する登場人物もおそらく読んだ人によって変わると感じました。
登場する「絵」自体が不気味で興味がそそりますが、
内容も良い意味で不気味でした。
是非、一気読みしてみてください!